はじまりはgeocities~インターネット老人会によせて[その1]

インターネット○人会

 些か唐突ではありますが、「#インターネット老人会」をご存じでしょうか。

 「声豚」や「~~厨」などと同じように、あまり良い意味で使われるフレーズではありませんが、ここからはインターネットと共に歩んできた平成という時代を少しマニアックな方向に目を向けながら振り返ってみることにします。

 何を言っているのか全くわからないと感じる場合も多々あるかと思います。

 先に謝っておきます。すみません。

 

[その1]では、音楽(夏フェス)

の思い出話が大半を占めています

 

まずこちらをご覧ください

Welcome to C@ndy-Green

 私のサイトです……。

 わざわざ見に行く必要はありません。サムネイルを見ていただくだけで結構です。

 もっと詳しく説明すると、私が高校生のときに衝動的に作ったサイト(というよりこの時代的には「ホームページ」と呼ばれるようなごく個人的なもの)です。

 かんたんファイルマネージャーみたいな名前のツールで、壁紙や文字の色を選んで作ったので禍々しい雰囲気ですが、ごく普通の、好きな音楽について語るような内容のサイトでした。

 なぜCandyのaがアットマークになっているのかは聞かないでください。

 この「candy green」というフレーズは、ブランキージェットシティというバンドの「ぼくはヤンキー」という楽曲に登場します。

 そしてミッシェルガンエレファントの「キャンディ・ハウス」をくっつけて「candy-green’s candy house」というサイト名にしていました。

 

もし万が一ここで出てきたバンドがわからない場合は

Google先生か、まわりにいる夏フェスとか好きそうな

おじさんおばさんに聞いてくださいね

 

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黎明期~HeartLand-Namikiの住人になる

 衝撃のRSR’99

 年齢がバレてしまいますが、当時高校生だった私は友人と一緒に

RISING SUN ROCK FESTIVAL 1999 in EZO

という、今となっては珍しくもなくなってしまった野外で行われるオールナイトの夏フェスへ行きました。(保護者同意書持参で)

 それなりの進学校で当時は土曜日にも授業があり、その日の朝に急に病気になるか身内に不幸が起こるか等の偶然が重ならない限りその場にいることは不可能な状況だったのに、生徒会長と入場列ですれ違ったのもいい思い出です。

 

出演アーティスト

 信じられないレイアウトですが、これでも公式サイトです。時代を感じますね……。

 ちなみにシークレットゲストはTHE MAD CAPSULE MARKETSでした。

 

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 またどこかで書きますが、私は当時’90年代V系(特にソロ名義のhide)が好きだったのでhideつながりでこのマッドカプセルマーケッツのことも知っていました。どういうつながりだよ?!と思われるかもしれませんが、つながっているんですよ。おもしろいでしょ。

 

 それはそうと、当時は珍しかったというか国内開催の長時間にわたる野外音楽フェスとしては未だフジロックくらいしかなかったのかな。(フォークソング縛りの野外コンサートなんかは昔からあった気がしますが)

 青春18きっぷで来たとかフェリーで来たとかヒッチハイクでたどり着いたとか、日本全国からいろんな人が集まりました。キャンピングカーもたくさん来てました。

 このRSR’99はメインステージがひとつしかなく、メインステージのすぐ前にモッシュゾーン・スタンディングゾーンがあって、その後ろにシートを敷いて座ったり寝転んだり持ってきた折り畳み椅子に座ったりしてステージを観るレジャーサイトがあって、さらに後方にはBBQなんかもできるフリーダムなテントサイトがあって、その周りをフード・ドリンクの屋台とグッズ販売のブースが取り囲むレイアウトの会場だったので観やすくて聴きやすくて体もラクで(若かったのもあるけど)、本当に最高だったんですよ。

 年数を経るごとに会場が大きくなってステージも増えて、名前は聞いたことがあるけど楽曲は知らないなというような出演者が増えて、疎遠になりました。あ、でもBUCK-TICKが出たときは行った気がするな……。

 主催の中でひと悶着あってRSRから分かれたスタッフが遅れること約10年、なぜか北海道岩見沢市でJOIN ALIVEというフェスをぶち上げたり(メジャー級・テレビでよく見るような系統のバンドや有名なアーティストはほぼこっちに取られていった感)、めんどくさいことにもなっていましたしね。

 私はLOOPA NIGHTがある分、まだRSRの空気の方が好きでしたが2019年以降はどうなるのかな……と少し心配です。もう行けないですけどね。

 このメンツでチケットが6,500円

 RSR’99のすごいところは「ステージが一つだけで観やすかった」というのもありますが、出演したアーティストが豪華すぎた(少なくともちょっとだけ周りより邦楽シーンに詳しかった高校生にとっては)という、これに尽きるんです。

 邦楽に興味がない方にはなんのこっちゃという印象しかないかもしれませんが、こんな感じです。

電気グルーヴ
NUMBER GIRL

THE MAD CAPSULE MARKETS
(※シークレット)

ZEPPET STORE
THE HIGH-LOWS
Dragon Ash

UA
椎名林檎
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
pre-school
BLANKEY JET CITY

ギターウルフ
SUPERCAR
bloodthirsty butchers
サニーデイ・サービス

 いかがでしょうか。私は字面だけ見ていてもエモすぎて倒れそうです。

 しかもチケット代が6,500円ですよ。16,500円の間違いではありません。6,500円です。

 

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 解散済みのバンドや、逮捕されて音源すべて回収&ストリーミング配信停止になった人もいますが、ミッシェルのアベフトシなんかは故人になってしまったので二度と観られません。

 見出しにチケット代を書きましたが、最寄りの地下鉄駅と会場間のシャトルバスや地下鉄、JRその他の運賃や会場での飲食代を足すと普通に15,000円は超えます。それでもその額面以上の価値があった。本当に本当に最高のフェスでした。

 

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 祭りのあと

 帰ってきて日常生活に戻ったときにふと「この感動をどうにか残しておけないだろうか」と思い、何もわからないなりにジオシティーズでサイトを作り始めたのが経緯だったかと思います。

 ご存じの通り、ジオシティーズのサービスは終了してしまいましたのでサイトの中身(コンテンツ)はもう見られません。

サービス終了のお知らせ

 当時のURLやユーザーID、ファイルマネージャーへのログインパスワードはわかるのですが、公式が求めるYahoo!IDとやらについては「Yahoo!IDなんか当時あったっけ?」というレベルなのでデータをダウンロードしてくることはかないません。

 おそらくジオシティーズからYahoo!ジオシティーズに変わるとき(2000年あたり)に何もしなかったせいかと思います。

 さよなら私の青春……。

 

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[その2]へつづく


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